【予約数271%・売上188%】高級宿の“安売り感”を消した――“運試し型”ガチャが、予約の最後の一押しに
| 業種・業態 | 宿泊施設/グランピング・リゾート施設 |
|---|---|
| 目的 | 宿泊予約促進・クーポン導線のクリック率改善・高級施設における割引訴求の見せ方改善 |
| 実行施策 | ホームページ追従バナーから、運試し型のガチャクーポンへ誘導。クーポンコードはメールで受け取り。 |
| 効果 | クーポン取得率約40%、利用率約12%。通常バナーCTR約3%前後から約10%近くまで改善。前年対比で予約数271%・売上188%。 |
| 広告主 | 株式会社ブッキングリゾート |
この事例の成果

「割引はしたい。でも、ブランドの高級感は崩したくない」――高単価の商材を扱う方なら、一度は突き当たるこのジレンマ。ブッキングリゾート様は、それを「運試し」という体験に置き換えることで両立させました。
株式会社ブッキングリゾート様は、秩父エリアの高級宿泊施設「秩父別邸 木叢-komura-」にて、宿泊予約促進を目的としたガチャ型クーポン施策を実施しました。
従来から宿泊クーポンやセール施策は行っていたものの、単純な割引訴求では「安売り感」が出てしまうこと、そしてバナーのクリック率・クーポン利用率に課題がありました。そこで、割引を前面に出すのではなく、「運試し型」の体験としてガチャを設計。ホームページ上の追従バナーからガチャへ誘導し、ユーザーが楽しみながらクーポンを取得できる導線を構築しました。
インタビュー協力
企業名:株式会社ブッキングリゾート
ご担当者:平野様、水田様
対象施設:秩父別邸 木叢-komura-
導入背景:高級宿泊施設の割引を、安売りではなく「体験」として届けたかった
ブッキングリゾート様では、宿泊施設の予約促進施策として、これまでも定期的にセールやクーポン配布を実施してきました。一方で、高価格帯の宿泊施設では、単純な値引き訴求を強めすぎるとブランドイメージを損なう懸念があります。
特に秩父別邸 木叢-komura-は、埼玉県内のファミリー・カップル・ペットユーザーを中心に、記念日やプロポーズなど特別な宿泊シーンで選ばれることも多い高級施設です。平均客室単価も高く、割引を単なる値下げではなく「特別な体験」として見せる必要がありました。
また、従来のホームページバナーでは、クーポンを掲載してもクリックされにくい・利用されにくいという課題がありました。実際にバナーのクリック率は伸び悩み、配布したクーポンが使われないケースも少なくなかったといいます。
――セールはよく行うのですが、見せ方を変えていきたくて。単純な割引ばかりしているイメージを持たれるのは嫌でしたし、施設のブランドも大事にしたかった。やっていることはクーポン配布でも、見せ方としては「イベント」が前に出てくるようにしたかったんです。
そもそものきっかけは、サイトへの再訪やコンバージョン率を高めたいという課題でした。リアルの展示会でペットユーザー向けに実施していたガラガラ抽選会が好評だったことも、ガチャ導入の後押しになっています。
――最初は診断に興味を持っていたのですが、施設での活用という点ではガチャのほうがすぐに反映しやすいと感じて。それで使い始めた、という形ですね。

活用の全体像:追従バナーから「運試し型」ガチャへ誘導
実施したのは、秩父別邸 木叢-komura-の宿泊予約を後押しするガチャ型クーポン施策です。通常のクーポンバナーではなく、運試しの要素を持たせることで、ユーザーがガチャを引く体験そのものを楽しめる設計にしました。

- 施設ホームページ上に追従バナーを掲載(トップページに追従表示)
年末・新年でバナー文言を「年内最後の運試し」「新年最初の運試し」に切り替え - バナークリック後、ガチャページへ遷移
- ガチャ結果に応じてクーポンを表示
- クーポンコードはメールで受け取り
- 後日、リピーター向けにメール配信でも再度案内

ここで効いたのが、「クロワッサン」の景品ごとの当選確率を自由に設定できる機能です。利用率・クリック率を高めるため、半額クーポンを「目玉」として確率差を設けて配置。さらに、参加者にネガティブな影響が出ないよう「外れ」を除外し、全参加者がエンターテインメントとして楽しんでいただける体験にしました。値引き原価をコントロールしながら、ユーザーには「せっかくなら使ってみたい」と感じてもらえる導線を、ノーコードで素早く実装できました。
――参加率を上げたかったので、「目玉」となる半額クーポンを設定いたしました。またおみくじで残念な気分となる参加者が出ないよう、「外れ」を除外し、おみくじ体験自体を楽しんでいただけるよう設定いたしました。
成果と評価:CTR改善に加え、予約数271%・売上188%へ伸長
数値的成果
施策期間は、2025年12月26日から2026年1月10日まで。主な成果は以下の通りです。
- クーポン取得率:約40%
- クーポン利用率:約12%
- 通常バナークリック率:約3%前後
- 今回施策のクリック率:約10%近くまで上昇
- 前年対比:予約数271%
- 前年対比:売上188%

運用面での評価
通常のクーポンバナーではクリックされづらかったところ、ガチャ形式にすることで「見つけたら一度やってみたくなる」動機づけが生まれ、クリック率・クーポン取得率の改善につながりました。
また、ガチャ・クーポン表示・メール配信までを一つのコンテンツとして用意できるため、既存のホームページ導線やメルマガをそのまま活かせた点も大きなポイントです。新しい広告出稿に大きく依存せず、施設側の既存接点だけで完結する施策として運用できました。
社内評価
単なる値引きではなく、ユーザーが能動的に参加する「運試し型」の見せ方に変えたことで、高級宿のブランド感を大きく損なわずに予約促進へつなげられた点が評価されました。また、景品ごとに利用率を比較でき、次回以降の改善に向けた判断材料が得られたことも収穫でした。
――ガチャやおみくじがあったら、とりあえず引いてみようと思うじゃないですか。今はゲームなどでもなじみがあるので、入りやすさがあったのかなと感じました。各景品で利用率を比較してみられる、いい機会にもなりました。
想定外の効果:割引内容を前面に出さなくても、参加のきっかけを作れた
想定以上に大きかったのは、クーポンの金額だけでなく「運試し」という体験自体がクリックのきっかけになった点です。割引内容を強く打ち出すのではなく、ガチャを引く楽しさを設計することで、ユーザーに自然な参加理由を作ることができました。
その結果、通常バナーよりも高いクリック率につながり、宿泊検討中のユーザーに対して予約の最後の一押しを生み出す施策になりました。
一方で、参加率を高めるために半額クーポンを前面に出したことで、当たらなかった場合に「2万円・1万円オフでも、少し外れた感じがする」という気づきも得られました。この学びが、次の施設での設計改善につながっていきます。
――「半額」を前面に出していたので、半額が当たらなかった人にとっては、2万円・1万円という大きな額でも外れ感があるなと思って。次の施設では、そこを踏まえて改善しました。
今後の展望:見えた勝ち筋を、他施設へ横展開
秩父別邸 木叢-komura-での取り組みにより、宿泊施設においてもガチャ型クーポンが予約促進に有効であることが確認できました。特に、高単価施設でも値引き感を抑えながらユーザーの行動を促せる点は、他施設にも応用しやすいポイントです。
実際にこの後、ブッキングリゾート様はこの知見をもとにガチャ施策を別施設でも検証しています。施設の特性に合わせて訴求を調整しながら、複数施設への展開を進めていく予定です。
まとめ
「割引はしたいが、ブランドの高級感は守りたい」――その両立は、訴求を「値引き」から「体験」へ置き換えることで実現できます。秩父別邸 木叢-komura-での事例は、価格帯や業種を問わず応用できる勝ち筋です。御社でも同様の体験設計が可能か、まずはお気軽にご相談ください。
クロワッサンの詳細・お問い合わせはこちら
https://lp.croissant.buzz/contact/
- 社名・学校名
- 株式会社ブッキングリゾート
- 所在地
- 〒530-0001 大阪市北区梅田2-6-20
- 事業概要
- 宿泊施設の開発・運営・集客支援/宿泊施設の再生事業/直営宿泊施設の運営/リゾートグランピングドットコム・いぬやどの運営