オリジナルキャラクターで特別な診断体験を──「自分らしい結婚の祝い方」を見つける入口に。
| 業種・業態 | ブライダル情報メディア |
|---|---|
| 目的 | サイトを知ってもらう入口づくり/ユーザー自身の気づきの創出 |
| 実行施策 | 9タイプのオリジナルキャラクター制作/結婚イベントスタイル診断/診断画面一式のオリジナルデザイン制作 |
| 効果 | サイトの世界観を保ったまま診断体験を実現。キャラクターはメディア本体のページでも使用 |
| 広告主 | 株式会社くふうウェディング |
| くふうmarry(https://kufumarry.jp/) | 結婚関連サイト運営、結婚式プロデュースサービス、その他結婚周辺事業 |
「あなたは〇〇タイプです」——診断結果を読んで終わりにせず、もっと親しみを感じてもらうにはどうすればいいか。 「くふうmarry(くふうマリー)」が選んだのは、9タイプそれぞれにオリジナルのキャラクターを用意することでした。ただし条件は「人でも、動物でもない」こと。9体がどう形になったのかをお伝えします。
インタビュー協力:株式会社くふうウェディング プロダクト企画部 プロダクト企画グループ 大久保 春菜 様
株式会社くふうウェディング 執行役員 竹中 達郎 様

「結婚イベントが探せるサイトです」では、伝わらない
株式会社くふうウェディング様が運営する「くふうmarry」は、「結婚の祝い方は、ひとつじゃない」をコンセプトに、フォトウェディングや顔合わせ、挙式のみといった多様な選択肢を紹介するメディアです。
ただ、このサイトが扱っているのは、ユーザーがまだ言葉にしていないニーズでした。
いきなり「結婚イベントが探せるサイトです」と言っても、ユーザーさんにはなかなか伝わらないと思うんです。それよりも「自分たちに合った結婚イベントってどんなものだろう、診断してみよう」のほうが、気軽に入ってもらいやすい。まずは診断で興味を持っていただいて、そのうえで私たちが本当に伝えたいことを届けていく、という考え方です。(竹中様)
本題の手前に、ひとつ入口を置く。そのために選ばれたのが診断でした。
ユーザーがまだ言葉にしていないニーズほど、直接の訴求は届きません。診断は、本題に入る前の入口として機能します。
気づきを、持ち帰れる形にする
診断を通じて得た気づきを、日常のなかでも思い出せるものにする。そのために、「くふうmarry」はキャラクターという形を選びました。 診断に答えて知る自分のタイプを「あなたは少人数での食事会が向いています」といった「文章の説明」ではなく「この子」とする。姿のあるものとして手渡せば印象に残り、より身近に感じたり人に見せたくなったりするでしょう。診断結果として必要なのは9体でした。9体が並んだときに同じ世界の住人に見えなければ、診断全体のまとまりが薄れ、散らかって見えてしまいます。キャラクターを作り込むにあたり大切にしたのは、個性と統一感の両立でした。
どこまでを決めて、どこからを任せるか
オリジナルでキャラクターをつくるとき、ご相談いただく側は何を用意すればいいのか。今回は、役割がはっきり分かれていました。
| くふうウェディング様が決めたこと | on the bakeryが引き取ったこと |
| 9つのタイプと、それぞれの人物像 | 性格を造形に落とし込む |
| 動物・人物は避けるという条件 | 条件を満たすモチーフを探す |
| 守りたい世界観の基準 | 9体を揃えるためのルール設計 |
| 最終的な方向の判断 | 複数案の提示と、修正の反映 |
くふうウェディング様が決めたことに絵はなく、あくまで言葉で書かれた設計です。
しかもその9タイプは、思いつきで決めたものではありませんでした。「くふうmarry」ではサイト制作にあたって「結婚イベント」と呼べるものを20種類ほど定義しており、診断結果ではそのイベントをレコメンドしたい。だとすれば、必要なタイプ数と性格は、イベント側から決まってきます。
逆算して考えると、各イベントをいずれかのタイプに紐付けていく必要があります。「こういうイベントを選ぶ人は、こういう人だよね」というところは、かなり時間をかけて設定しました。(大久保様)
一方、条件のほうも明確でした。
動物のキャラクターにすると、どうしても動物診断のようになってしまうんです。動物診断にはならず、かつ「くふうmarry」の世界観も壊さない。そのバランスには、かなりこだわりました。(大久保様)
さらに検討のなかで、人物のイラストでは診断としての面白みが薄れるという判断が加わり、人型の造形も外すことになりました。人でもなく、動物でもない。それでいて9体が同じ世界の住人に見えること。この条件を解く作業が、 on the bakeryの仕事になります。
ご用意いただきたいのは、絵ではなくタイプの設計です。「何体必要で、それぞれどんなタイプか」と「これは避けたい」。この2つが決まっていれば、形にするところからご相談いただけます。
条件を、形にする
人でもなく、動物でもない。この条件を満たす答えとして選んだのが、実在しない生き物をモチーフにする方向でした。現実にいる生き物ではないので「動物診断」には見えず、それでいて姿かたちに個性を持たせられます。
ただ、モチーフが決まっても、9体の違いは姿かたちだけでは伝わりません。決め手になったのは表情でした。
盛り上げ役のタイプは、歌っているような口元に。穏やかさを担うタイプは、目を少し細めた微笑みに。リーダーシップを表すタイプは、遠くを見据える目線に。タイプごとの性格を、そのまま表情に落とし込んでいます。既存のイメージが強いモチーフを使ったタイプでは、元の姿を想起させすぎないよう描き方を調整しました。
そのうえで、頭身・線の太さ・色数・あしらいの密度に共通のルールを敷き、9体を並べてもどれかが浮くことのないように揃えています。

参考画像を集めたり、生成AIで雰囲気をつくったりはできます。ただ、既存のキャラクターに似すぎない形で9体を揃え、ブランドの世界観に馴染ませるところは、条件を受け取って手で詰めていく作業になります。
つくったキャラクターは、診断の外へ
公開後、まずくふうウェディング様の社内での反響がありました。
社内でも好評でした。みんな実際に試してくれて、「私、このタイプだった」と結果を共有し合ったりしていました。(大久保様)
くふうウェディング様が着目されたのは実施数ではなく、結果の分かれ方でした。9つのタイプに回答が散り、大人数での挙式にあたるタイプが最多にならなかったこと。「結婚の祝い方は、ひとつじゃない」を掲げるメディアにとって、これは狙いどおりの分かれ方でした。
そしてキャラクターの出番は、診断の中にとどまりませんでした。現在、「くふうmarry」本体の結婚イベント詳細ページにもキャラクターが掲載されています。

「くふうmarry」のサイト自体がもっと育っていったときには、診断結果のキャラクターたちが「くふうmarry」そのもののキャラクターになっていてくれたら嬉しいです。イメージキャラクターのような存在に育ってくれたらいいなと思っています。(竹中様)
今回の制作で資産となったのは、診断コンテンツと9体のキャラクターの両方です。コンテンツを1本つくるという話で終わるのではなく、その後も役割を持ち活用できるキービジュアルが得られました。
ご相談から公開まで
- ご相談:何タイプ必要か、どんな場面で使うかを伺います
- 条件の整理:避けたいモチーフ、守りたい世界観を一緒に言語化します
- 方向性の確認:タッチの異なる案をご覧いただき、大きな方向を決めます
- 制作:1体目の制作で基準を固めてから、全体を展開します
- 公開:診断・ガチャなどのコンテンツに組み込み、公開します
on the bakeryの経験上、時間がかかるのは3と4の前半です。キャラクターの基準が定まらないまま進めると全体の統一感が失われ、修正作業により多くの時間が必要となるため、ここで時間を取り、しっかりとご確認いただくことが大切です。
「クロワッサン」は、診断・ガチャ・アンケートをコードを書かずに制作・公開できるツールです。あわせて、結果ページに置くオリジナルキャラクターのデザイン制作もお受けしています。
自社のキャラクターを持ちたい、というご相談も増えています。診断という入口と、持ち帰ってもらうキャラクター。この2つをまとめてご相談いただけます。
実際の〈結婚イベントスタイル診断〉はこちら → https://croissant.buzz/diagnose/h6SxCAhp
クロワッサンの詳細・お問い合わせはこちら → https://lp.croissant.buzz/contact/
- 社名・学校名
- 株式会社くふうウェディング
- 所在地
- 〒104-0061 東京都中央区銀座2丁目6-7 明治屋銀座ビル5F
- 事業概要
- 結婚関連サイト運営、結婚式プロデュースサービス、その他結婚周辺事業