ガチャ

「待ち時間30分」を【ワクワク時間】に。卓上QR×オンラインガチャでリピーターを生む仕組みとは

業種・業態	うなぎ料理専門店（飲食店）
目的	・焼き上がりまでの待ち時間を、退屈にさせない・次回来店につながるクーポンを、自然な形で配布したい
実行施策	・各卓上にQRコード付きPOPを設置・QRからアクセスできる「店内限定オンラインガチャ」をクロワッサンで構築・当たったお客様に、次回来店で使えるクーポンを配布
効果	・待ち時間中のスマホ時間を「お店の体験」に変換・会計時にクーポンを見せてくださるお客様が増加し、再来店のきっかけに
広告主	京うな和本店神宮道様

「各テーブルにQRを1枚置くだけで、待ち時間の体験が変わる」
京うな和本店神宮道では、焼き上がりに約30分かかるうなぎの待ち時間に着目し、
「席に座ったら、まずはQRを読み取ってガチャで遊んでもらう」
というオンラインガチャ施策を、クロワッサンで実現しました。
お客様は、手元のスマホでQRを読み取るだけ。
アプリのダウンロードも会員登録も不要で、すぐに無料の「うなぎガチャ」を回せます。
当たった方に次回来店で使えるクーポンをその場で配布。
今この瞬間の待ち時間を楽しんでもらいながら、自然と「また来よう」というきっかけを作っています。
「リアル店舗・飲食店の各卓上にQRを置く」だけで真似できる、
シンプルかつ再現性の高い飲食店向けオンラインガチャ事例です。

インタビュー協力

企業名：京うな和本店神宮道
公式サイト：https://kyoto-unawa.com/

導入背景

焼き上がり30分の「空白時間」を、価値のある体験に変えたい

京うな和本店神宮道は、京都・東山エリアに店を構える、うなぎ料理専門店。
丁寧に焼き上げるため、どうしてもご提供までに約30分の待ち時間が発生します。
──「観光で来られるお客様も多く、座ってからお料理が出るまでの時間を、どう過ごしていただくかが課題でした。スマホを眺めているだけの時間を、もう一段楽しいものに変えられないかと考えていたんです。」
同時に、

広告費をかけずにリピーターを増やしたい
店内で自然に次回来店の動機をつくりたい

というニーズもあり、「待ち時間」と「再来店」を同時にデザインできる仕組みとして、クロワッサンのオンラインガチャ導入を決められました。

活用の全体像

各卓上のQRから「1日1回だけ回せる」店内限定ガチャ

施策の流れはとても分かりやすく、他の飲食店でもそのまま真似しやすい構成です。

各テーブルに、QRコード付きの卓上POPを設置
「ご注文後の待ち時間に、うなぎガチャに挑戦！」とひと言添えたデザインに。
お客様がスマホでQRコードを読み取り、オンラインガチャページへアクセス
専用アプリは不要。ブラウザ上でそのまま参加できます。
1日1回だけガチャを回せる設計に
「店内限定」「1日1回まで」という制限を「クロワッサン」側の設定で制御。
当たりが出ると「次回来店で使えるクーポン」をその場で配布
クーポン画面を保存しておき、次回の会計時に提示してもらいます。

クロワッサンの管理画面上で、

クーポンの種類（例：トッピングサービス、ドリンクサービス等）
当選確率や発行上限

を柔軟に変更できるため、繁忙期 / 閑散期など店舗の状況に応じて運用調整が可能です。

「卓上にQR付きの小さなPOPを置く」だけで始められるため、
設備投資や大型システム導入が難しい飲食店でも手軽に取り入れられる仕組みになっています。

成果：「待ち時間と再来店をつなぐ、シンプルな装置」

会計時に「次回のクーポンが当たったので、また使いに来ます」と話されるお客様が継続的に発生
待ち時間中、複数名のグループがそれぞれスマホでガチャを回して盛り上がる様子が見られるようになった

など、「待ち時間の満足度」と「再来店のきっかけ」の両方に手応えが出ている状況です。

◆社内評価

スタッフ：
「お席をご案内したあと『お料理が来るまで、よろしければQRからガチャに挑戦してみてくださいね』とお声がけするだけで、場が和みます。会話のきっかけにもなっています。」

コメント：
「特別なオペレーションを足さなくても、卓上のQRひとつで待ち時間が価値ある体験に変わるのが良いですね。広告を打つのではなく、来店中の体験設計で再来店を作っていけるのは、飲食店にとって非常に相性が良いと感じています。」

今後の展望

「クーポン抽選番号」×「うなぎクイズ」で、来店からSNSまでを循環させる

今後の施策として、京うな和本店神宮道からは、次のようなアイデアも挙がっています。

オンラインガチャで当たったクーポンに「抽選番号」を印字
その番号を使って、毎月Instagram上で当選者を発表
当選者には、通常のクーポンとは別にプラスの景品や特別メニューをプレゼント

さらに、同じ導線上で楽しめる「うなぎクイズ」の実施も検討中です。

QRからアクセスできる「うなぎクイズ」に挑戦
うなぎやお店にまつわる3〜4問のクイズに全問正解すると、その場でもらえる景品や特典をプレゼント
（例：トッピングサービス、ドリンクサービスなど店舗に合わせて設定）

これにより、
1回目：来店中にガチャとクイズで楽しむ
2回目：クーポンを使うために再来店する
その後：Instagramでの抽選発表をきっかけに、再び来店・SNSフォロー・アカウントチェックが習慣化
という、
「店内 → 次回来店 → SNS → 再来店」までを見据えた、
宝くじ的なワクワク感と学びの要素を併せ持つ仕組みへと発展させていく構想です。